いつまでくすぶり続けるの?

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介護と福祉の現場にある理想と現実

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珍しく重いタイトルつけてみました。

そのくらい本日は真面目です。

いや、いつもふざけてるわけでもないですけど。。。

 

私の住む田舎では医療と介護と福祉というのが、一つの大きな産業です。

そんな3つの業種の中で、どうしても私がすっきりとした答えが見えない業種が介護と福祉。

 

介護と福祉は両方共、一般的には『社会的弱者』と言われる方たちに対して介護や福祉サービスを提供して、介護報酬や福祉報酬等の収入を得ている業種です。

中には、まったく介護報酬や福祉報酬を貰わずに運営している事業所もありますが、そういった事業所はまだいいんです。

 

私が気持ち悪いのが、介護報酬や福祉報酬を請求して運営している事業所。

 

それはどうしてか?

 

それは、提供されるサービスの質がよかろうが悪かろうが、一定の報酬を受けとることが決まっているから。

 

新たにそういった事業所を始める時には高い意識を誰しもが持っていると思うんです。

『弱者と言われる方に寄り添ったサービスを提供したい』や『誰もが住みやすい社会を提供したい』とかね。

 

そして、最初のうちは自分の思いに沿ったサービスや施設を整えていくのでしょうが、どこかで、『お金』の問題が出てきた時に最初の目的を忘れずに、高い質を保っていけるのだろうか?

 

介護報酬や福祉報酬は、最近は少しづつサービスの『質』を評価するようにはなってきていますが、まだ、人員が充分か?や特定の職種がいるか?等の評価が中心で、利用者がどう改善されたか?といったサービスそのものの『質』について評価はまだまだです。

 

すると、同じサービスで手を抜こうが、手を入れようが、同じ報酬もしくはそんなに変わらない報酬をもらえるのであれば、本来の目的を見失わずに介護福祉の運営を続けていけるのか。

 

手を抜いても事業所の収入が変わらないのであれば、労働者にとっては楽に働けたほうがいいでしょ。

また、人材が不足している最近では、労働者にとって負荷の少ない事業所の方が選ばれやすかったりするんじゃないでしょうか。

経営者としても、自分の目的や理想を従業員に伝える、そしてそれについてきてくれる従業員ならまだしも、ただ、収入がほしいと言うだけの意識の低い従業員だって少なくないはずです。

そんな従業員にいちいち力を入れているのも面倒になったりしますよね。

 

多くがその事業所を経営している経営者の意識がどれだけ高いレベルを維持していけるか、熱意があるかによるのですが、これだけ事業所が増えてくると、徐々にお金だけに意識が集中している経営者だって、ゼロじゃないよね。

 

ただ、田舎に住んでいると、人口が減少しているのは明らかで、高齢化社会と言われているから高齢者人口が増えていると想像しがちですが、高齢者が増えているのではなくて、高齢者以外の年齢人口が減少しているので相対的に高齢化率が増えてきているだけの話ですからね。田舎の方では。

 

今後、高齢者の人口まで減少傾向に入ってくると、そこで、サービスの質が高い事業所とサービスの質が低い事業所とで淘汰されていく時期が近いうちにやってくるのかもしれませんが、今のところ、介護と福祉の現場で求められる高い理念と理想、そしてそれを運営していく上での現実をうまくバランスを取れている事業所がどれだけあるのだろう。

 

提供される『質』に応じた報酬を受け取れる仕組みが広がってくると徐々に『質』の低い事業所が立ち行かなくなってくるのでしょうが、あまりに縛り方を厳しくすると今度は介護や福祉のサービスを受けることのできる事業所自体が少なくなり、介護、福祉サービスを受けること自体が難しくもなりますしね。

この理想と現実のバランスを取っていくのって本当に永遠のテーマなのかもしれない。