いつまでくすぶり続けるの?

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パン屋さんの粗利計算をしてみた

パンにハマったついでに、パン屋さんでパンを売るとしたらいくらに設定する必要があるか計算してみました。

自分的には結構細かく計算したつもり。。。

今回は『白パン』の計算をしてます。

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 まずは、材料ごとの単価を計算しました。

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『単位あたりの価格』の数字を使います。

次に、『白パン』を作るときの必要材料の量と価格

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上記の表で白パンを作った時に、8個の『白パン』を作ることができます。
また、1回あたりに152.2円の材料費が発生します。

そして、忘れてはいけないのが今回はパン作りのために道具を揃えています。
仮に、道具が50回使用可能として、道具の償却費を計算しました。

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1回あたり104.61円ずつ償却費用が発生していきます。

これまでの計算をまとめて、白パン1個にかかる原価がコチラ。

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白パン1個作るには材料費と道具の減価償却を考慮すると原価として32.10円がかかります。

もしも、白パン1個を100円で販売すると。

100円 - 32.10円 = 67.9円

67.9円が粗利ですね。

粗利率の計算は、

67.9円 ÷ 100円 × 100 = 67.9%

粗利率は67.9%となります。

一見高い粗利率になるように見えるじゃないですか。
しかし、パン屋さんとして運営をするときに、最終的に利益が残るかどうかはもっと先の計算があります。

例えば、今回白パンを作るのに私がコネコネして焼いて、最終的に出来上がるまでに3時間の時間がかかりました。
ということは、粗利計算の後に、人件費を考えないといけません。
仮に、私の人件費を1時間あたり2,000円で仮設定すると次の表のように人件費が発生します。

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白パンを作成する時間に人件費単価を掛けると、1回あたり6,000円の人件費が発生。
これを白パン1個あたりにすると、人件費分が白パン1個に750円発生するので、先程の原価を加えると、白パン1個の販売価格はとんでもない価格になります。

白パン原価 32.10円 + 人件費 750円 = 白パン1個の製造価格 782.10円

光熱費なども考慮すると最低でも白パン1個を800円で販売しないと利益が残らないですね。
どんだけ高級パンだよ!!

では、現実的に1個100円程度で白パンを販売するには、1回で出来上がる白パンの数を増やす方法が一番人件費を薄められる方法なので、1回で白パンを100個作成したとすると以下の表のようになります。

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白パンが1回で100個さくせいしたとすると、白パン1個あたりの人件費が60円まで下がりました。
これなら1個100円でも利益が出そうです。

白パン原価 32.10円 + 人件費 60円 = 白パン1個の製造価格 92.10円

大丈夫ですね。
なんとか100円以内に収まっています。

白パンの販売価格 100円 - 白パン1個にかかる費用 92.10円 = 営業利益 7.9円

営業利益が7.9円になり、営業利益率は。

7.9円 ÷ 100円 × 100% = 7.9%

営業利益率7.9%となります。

これでもなかなか良い方の利益率な気がしますが、現実的にはパン製造の時間だけではなく、販売するための時間も必要なため、もっと製造効率を高めるか、人件費を抑える必要がありそうです。

粗利の計算は販売価格から原価を控除するだけなので、計算もしやすく、利益が出るかどうかもすぐに把握しやすいですが、実際はその後に続く販売一般管理費も相応に発生するので、粗利が出るのは当たり前で、むしろ粗利が出ない状態であれば、その事業はまず成り立ちませんね。

そして、粗利が出ていたとしてもその販売するためのコスト、管理するためのコストも発生するのでトータルのコスト管理ができて初めて販売価格の設定も可能となりますね。

今回パン作りに挑戦したことではっきりとしたことは・・・。

パンは買ったほうが安い。

そして、世の中のパン屋さんは有能であるということ。 


今回計算をしてみたとき、とてもパン屋さん自分で運営できると思えませんでした。
これまで小麦の価格が高騰している、バターが高騰しているだなんて世間が騒いでいてもなんともなかった私が、今回どれだけパン屋さんにとってはその情報が重要であるかもよくわかりました。 

パン屋さんすげーよ。