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いつまでくすぶり続けるの?

みんなが日々悶々とくすぶっている状況から、次の一歩を踏み出してくすぶり続け無い為の情報サイト。 そんな私が一番くすぶっているのは内緒。

鹿児島県でも介護福祉士の人材確保が難しくなってきた3つの理由

最近では相当大変になってきた介護福祉士の確保。

巷でも介護職になりたがる人材が少なくなってきていて、国をあげて、介護職を確保する取り組みをしているところ、すでに介護福祉士確保のための奨学金制度を取り入れている医療法人や社会福祉法人等が鹿児島県でも増えてきているとか。

 

これまで、看護師に対して法人独自の奨学金制度を設けている医療法人はたくさんありますが、いよいよ介護福祉士にも奨学金制度が適用される時代になってきたんですね。

 

それだけ介護職になる人材が不足している現れです。

 

しかも、最近では新卒の若い介護福祉士を確保するには、奨学金制度を利用しないとなかなか何もなしでは確保できないというから、相当です。

 

では、介護福祉士になる人材の確保が難しくなる背景にはどういったことがあるのか。

 

kaigohusoku

 

 

理由1 介護福祉士の給料は低いという誤解。

これはメディアがよく利用している情報です。
『こんなに大変な仕事なのに、給料がこんなに低いんだ』って。

私個人としては『ちょっとまって!』といいたいこの情報。
その基準はどこから持ってきているの?

前にも書きましたが、介護職の給料って田舎ではそんなに悪い方でもないです。

新卒の介護福祉士で、年間約300万円弱。
私が銀行に新卒で入った時の給料ってこのくらいでしたよ。
生活できないような給料じゃありません。

じゃ、その後の給料はどうなっていくのかも大事ですね。

参考までに、鹿児島県の平均年収は年収ラボさんのデータを引用させてもらって、平成25年度時点では、約370万円、平均年齢43歳新卒の20歳くらいの介護福祉士が年収300万円の時。
年間に3,000円ずつ基本給が昇給していくとします。
この時に、年間で月給・賞与合わせて年間に50,000円ずつ年収が増えていくと仮定すると、10年後の年収は350万円。
さらに10年後、ちょうど40歳の頃の年収は400万円にまでなります。

あれ?鹿児島県の平均年収超えてますけど・・・。

いや、それは男女合わせた平均でしょ!
男性と女性で見た時に、どうなんだって意見もあることでしょう。

では、鹿児島県の男性の平均年収は再度年収ラボさんのデータを引用させてもらって、平成25年度は男性の平均年収は416万円、平均年齢44歳女性の平均年収は306万円、平均年齢41歳。

条件を合わせるために、介護福祉士の44歳時点の平均年収を想定すると、その年収は420万円。

ほら、鹿児島県の男性の平均年収も上回る水準です。

前提条件として、介護福祉士の給与水準としては少し高めの設定かもしれませんが、鹿児島県で働いているとすれば、そうそう見劣りしない水準でしょ。

その2 体への負荷が大きい仕事

介護職は体への負担が係ることが多い職業ですよね。
たしかにその通り。

だけど、法人によっては出来る限り介護労働の負担を少なくするための対策を取り始めています。

例えば、利用者に入浴をしてもらうのが介護の仕事で一番負担がかかるところじゃないですか。

そういった負担のかかる作業を少しでも改善するために、リフト付きだったり、ストレッチャーからそのまま入れる浴槽だったり、費用は数百万単位でかかりますが、そういった介護向けの器械を導入して、介護者の負担を減らす取り組みも進んできています。
また、続々と介護ロボットと言われるものも開発され、実際に導入されている施設だって出てきています。

ただし、介護の問題はこれだけではないですね。

相手が『人』、しかも、正常な判断が難しい『人』と向き合って仕事をする機会が多いのは大変です。

普段の食事の介助もありますし、下のお世話もありますよね。
ちょっとした動作の時に、介護士の手を借りないといけない利用者もいます。
本当にちょっとした時間があればできるけれども、そのちょっとした時間が多くの人数のお世話をすると積み重なって大きな負担になってくることも想像できます。

こういった、細かい負担、だけど積もり積もれば大きな負担になるような部分を軽減していけるようなロボット等も
今後開発されてきたら介護職という仕事への見方も変わってくるんじゃないでしょうか。

この労働の負荷については今後期待されるとこですね!

その3 他の業界の求人状況が改善してきた

結構大きい影響がコレ!
それまで他の業種では雇用情勢が良くない状況があって、何もしないよりは、介護職として働こうといった選択肢があったように思います。
しかし、ここにきて急速に雇用情勢が改善してきたと思ったら、他の業種のほうが給与や待遇面で魅力的に見えてくるんでしょうね。

介護の現場では人の確保が急激に難しくなってきました。

また、介護福祉士を育成する専門学校でも学部に学生が集まらない状況もあるということですから、『介護の現場は給料安くて大変』というイメージ?が先行した結果、介護現場で働くことを望む人材が入り口の時点で他の業種へ流れていってしまっている状況があるようです。

さらに、ここ鹿児島県、特に大隅半島では介護はまだまだ成長産業ということで、ここ数年で有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅といった老人向けの施設が異業種からも参入があり、乱立している感もあります。
すると、施設は増えても、そこで働く人がいないと施設として運営できませんからね。
施設感で介護人材の取り合いということもあります。

介護業界は内部要因、外部要因それぞれから人材不足の様相が強くなってきていますね。

介護業界はこれからまだまだ成長が見込まれている業界で、きっと成長分野を見据えて、大きな変化のある業界でもあるんですよ。
ただし、一方では人材の確保に苦慮している業界であり、今後は、介護施設としていかに介護職を確保できるかが、今後介護業界で生き残っていくかの大事な要素になってきそうですね。

最後に、近くで介護職の現場を見ている人間として、介護の職場ってそんなに悪い職場でもないですよ。
世の中を見て下さいよ。
もっと劣悪な環境っていくらでもありますし、介護の現場だけが世の中の底辺のような扱われ方しているのはおかしいです。

ちゃんとスキルアップしていく環境も整ってきてますし、介護福祉士から広がる仕事ってたくさんあるんです。

介護職が不足している状況って、イメージからきているようなところもありますから、冷静な目線で介護の仕事をイメージして欲しいなと、常々感じます。