読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いつまでくすぶり続けるの?

みんなが日々悶々とくすぶっている状況から、次の一歩を踏み出してくすぶり続け無い為の情報サイト。 そんな私が一番くすぶっているのは内緒。

使用者賠償責任とは?最近保険会社が推してくる使用者賠償責任保険について

使用者賠償責任って聞いたことありますか?
会社で経営側にいるとよく聞くこともあるワードですよね。
普段業務で現場側にいると聞き慣れない言葉かもしれません。

最近は、この使用者賠償責任保険について加入を勧めてくる保険会社が多いです。
では、この使用者賠償責任保険とはどういったものかというと、

hoken12

 

 

通常、業務中に従業員が病気や事故にあった場合に、会社は従業員に対して必要な補償をしないといけなくて、それが企業として対応できる範囲の補償であれば問題無いですが、補償額が高額になると一企業だけでは対応できなくなることもあります。

そこで、一般的には各企業が労災保険労働者災害補償保険)に加入しているんです。
たまに、労災に加入していない企業で、労災事故が発生して会社側と従業員側で揉めるといったことも病院に勤めていると見ることがあるのですが、通常は会社を運営しているのであれば労災保険に加入しないといけません。

ただし、この労災保険だけでは対応しきれない事例が増えてきているそうです!

治療すればちゃんと元に戻るようなケガや病気であればこの労災保険の範囲で対応可能なのですが、最近問題にもなっている、過重労働の問題

過酷な勤務体系の結果、心疾患で亡くなってしまった、脳血管疾患で障害が残った、精神疾患から自分で自殺を図った等、最近はこういった話も増えてきましたよね。
もしも、この結果を招いた理由がその企業に問題があると判定されると、労災保険だけでは対応しきれない賠償額が発生する事例が増えてきているようです。

私のところに営業に来た担当者曰く、最近特に多いのが『精神疾患からの自殺』で、もしも会社を退職した後でも、勤務中に精神疾患を発症し、その後退職して療養中に不幸な結果になった場合でも、遺族がそれまで勤務していた会社を訴えると、この使用者賠償責任が認められて、会社が莫大な損害賠償を求められるような事例もあるそう。

じゃ、その賠償額がどのくらいになるの?ってなりますよね。
これも、その事例によって様々でしょうが、億を超えることも珍しくないそうなんで、中小企業レベルの会社になるとかなりのダメージですよね。

そこで登場したのがこの使用者賠償責任保険ということです。

要は、労災保険ではまかないきれない部分を補償してくれるんですね!

会社にとってはリスクヘッジになります。
従業員側にとっては、最悪会社が賠償金を払いきれないで、会社が倒産し、賠償金を受け取れないということがなくなります。
お互いにとってメリットがある保険ではあります。

ただ、この保険がその会社の売上にたいして保険料が決められていたんですよね。
だから、売上の大きい企業になればなるほど保険料負担は多くなる保険になります。

そして、提案を受けた内容は、この使用者賠償責任保険に従業員の傷害保険も組み合わせた保険を提案されました。
傷害保険も組み入れることで、もしも従業員がケガをした時にはお見舞金程度でも会社として従業員に一定額が支給できる保険金を受け取ることができるようになり、『当社は従業員を大切にしてます』というアピールの一つにもなるということです。

ここまでくると、『保険に入っておいたほうがいいじゃないか』ってなってきましたね!

しかし!加入しませんでした 笑

こんだけ薦めるようなこと書いていて、申し訳ない。
というのは、私の勤めている会社は、そんなに過重労働とも言えない・・・と思う。
どのレベルを過重労働ってするかの基準をどこに定めるかにもよるけど、一般的に聞いているブラック企業のような労働状況はないですよ。

全体の残業がないってことはまず無いですけど、全体平均でも月の残業時間って5時間程度。
もちろん、その中で勤務体系が多いので体の負担感はあるのかもしれませんが、残業だけで見ると、そうそう異常な数字ではありませんよね。

ブラック企業と言われているような企業の勤務を聞いていると、拘束時間も長くて、残業も月に100時間を超えるとか、本当にそんな企業あるの?ってレベルでしょ。

ただし、突発的なケガの可能性はあるかもしれませんね。
とは言いつつも、そんなに障害が残るくらいのケガを発生するような労働も考えにくいです。
高所で作業をしているわけでもなければ、命の危険を感じるような労働は通常ありません。 

そんなことで、今回の保険会社の提案、断ってます。

もちろん、使用者賠償責任保険を使うような事例がゼロとは思ってませんよ。
それでも、もし発生したとしてもなんとか対応はできるだろうと踏んでいます。
そして、1度発生した時に初めて、使用者賠償責任保険の重要さに気づくのでしょうね。

私の会社ではこういう判断でしたけど、中小企業やキャッシュに余裕のない会社にとってはやはりリスクヘッジになる保険だとは思います。
いきなり1億、2億のお金の話が出てきたら会社の経営がままならなくなるって会社であれば、入っていて損はないですよ。

私の会社でも、『今』は加入していませんが、将来的には労働者の確保が難しくなってきている状況も含めて、労働者確保のPR、純粋に福利厚生として加入する可能性がゼロではないですからね。

特に、医療機関は資格で働いている人ばかりなので人の確保が難しくなってきている状況があると、こういった従業員の福利厚生を重視している姿勢といったものが重要になってきています。

労働災害のリスクが高い会社、従業員を大切にしたい会社であれば、加入を検討してみてもいいんじゃないでしょうか。