読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

いつまでくすぶり続けるの?

みんなが日々悶々とくすぶっている状況から、次の一歩を踏み出してくすぶり続け無い為の情報サイト。 そんな私が一番くすぶっているのは内緒。

退職後に農業したいってよく聞くから、元兼業農家の息子が農業を始めるのに必要な費用を計算

こう見えて、昔は親が先祖より引き継いできた田んぼを耕していたので、そのお手伝いもしたことがある私。
今でこそ、まったく農業とは程遠い生活をしていますが、農業、田んぼで稲を作ることに関しては、多少なり知識と記憶が残ってます。

 

そんな中、よく退職が近い先輩方が『退職したあとは農業をしてのんびり暮らしたい。
そんなことを言っておられることありますよね。
農業も育てる農産物で最初にかかる費用も変わるのでしょうが、ここは、兼業農家の息子として米作りに必要な費用を計算してみました。

 

あくまで、事業レベルのコメ作りではなく、退職後にほどほど自分の手で米作りをすることを想定しています。
 
nougyou

 

まずは、米作りの流れです。

 

  1. 土づくり
  2. 田植え
  3. 育成中の管理
  4. 収穫
  5. 保管

 

大きく分けると、毎年この流れ。

 

この間にどういった作業があって、どういった機械が使われるかを抑えていきます。

 

土づくり

 

田んぼを掘り起こして、今年の苗植えのために土を作る作業です。
この時必要なのが、まず耕うん機
 
この耕うん機もいろいろありますからねー。
がっつり農業で生計を立てているとトラクターといった新品で100万円程度するようなものを購入している人もいますし、お金を掛けたくなければ、自分で耕すなんていうことも可能。
 
ただ、現実的にほどほど農業をしたいなら、手押しの耕うん機でしょうね。
我が家でも手押しの耕うん機で耕してました。

 

この耕うん機の価格が、30万円~ しますね。
お手軽な値段で園芸用のかわいい耕うん機もありますが、我が家の田んぼはちょうど1反(950㎡)くらいあったので、ちょっと大きめの耕うん機を利用していました。
新品じゃなければ、もっとお手頃価格で手に入るのかもしれません。
我が家でも、中古の耕耘機を購入していたんじゃないかな。 

 

あと、耕した後に土を整える『レーキ』といわれる道具も必要で、これが15,000円程度。
肥料を散布するので、肥料を散布する機械が30,000円前後。
土手の雑草を刈り取るのに、草刈機を使っていたので、30,000円程度。
これに、除草剤や肥料などの諸経費を10,000円程度。

 

これを合計すると・・・。

 

耕うん機 30万円 + レーキ 1.5万円 + 肥料散布機 3万円 + 草刈機 3万円 + 除草剤、肥料等 1万円 = 合計 38.5万円

 

田植え

 

土づくりができたら、次は田植えです。
手で植えていきますか?
さすがに、退職後の体力を考えると大変ですね。
やはり、歩行用の田植機は必要でしょう。
 
ということで、この歩行用田植機が20万円ちょっとかかりますねー。
もしも乗用田植え機がほしいのであれば、60万円~ あるようです。

 

そして、一番大事な苗。
これは、我が家では苗を購入していたので、ちょっと調べてみると、1反で18~20枚。
1枚が800円程度するので、800円☓20枚=16,000円。

 

これを合計すると・・・。
歩行用田植機 20万円 + 苗代 1.6万円 = 合計21.6万円

 

苗育成中の管理

 

苗を植え終えたら・・・。
そう、田んぼを苗の成長を管理していかないといけません。
雑草が伸びてきたら、草刈機で刈らないといけません。
 
ジャンボタニシって言って、めっちゃでかいかたつむりのような稲に悪さをする生き物も出てきますし、このジャンボタニシの卵がまた、赤々してて気持ち悪いんですよ。
 
そうそう、私の父親は大雨の前後とか、台風前、台風の通過した後は田んぼを見に行ってましたね。

 

この間の費用は、草刈機はすでに購入しているとすると、肥料代だったり、除草剤等もろもろ含んで1万円程度。
後は、こまめに田んぼを見に行ける時間も必要。

 

収穫

 

順調に苗も稲に変わってきたら、いよいよ待ちに待った収穫です。
我が家では、最初に稲を刈って、刈った稲の根本を自動で結んで束にしてくれる稲刈バインダーを使ってました。

 

この稲刈バインダーも歩行用のものを利用してましたね。
価格を見ると、中くらいの価格帯で45万円程度。

 

稲を刈り取った後は、稲の束を天日でかけ干しします。
稲を乾燥させてあげるんですけど、これも稲を乾燥させる機械ももあるようでしたが、我が家では刈り取った後の田んぼに、稲をかけて干す為に干場を作るんです。
木を組んで、その組んだ木と木の間に一本の棒を通して、そこに束になった稲を7:3で分けて、交互に噛み合わせるようにかけていきます。(かけ方については、5:5だったり地域によって違うそうですが・・・)

 

この収穫が米作りをしていると一大イベントで、とにかく当日は親族の手を借りて、一斉にとりかかっても一日かかってしまうような作業でした。

 

稲を干してから1週間から10日程度して、ほどよく稲も乾燥してきたら、続いて稲から籾だけを取り出します。
これも、さすがに脱穀機を使って手作業でしていると数日かかってしまいそうな作業になるので、当時は、農機具屋さんからレンタルしてましたね。
この籾スリ機は自宅の倉庫で見たことありませんし。

 

実際にどのくらい購入するとかかるかを調べると、40万円~購入費用がかかるので、農機具屋さんがレンタルで貸し出して、複数の農家と共有するくらいの方が当時はよかったんでしょうね。

 

この収穫期にかかる費用を合計すると

 

稲刈バインダー 45万円 + 束ね紐、米袋、レンタル代計 3万円 = 48万円

 

※掛け干し用の道具はホームセンターとかでも売っているので、必要に応じて購入

 

保管

 

保管はね、家に米袋を置いておく場所があれば、そのまま米袋に入れたまま放置です。
我が家では祖母の家の縁側にそのまま放置だったんで、保管コストはかかっていなかったですね。
ただ、保管場所に困るような場合は、近くでレンタル倉庫などを借りたりしないといけないこともあるかも。
風通しが良くて、虫やネズミと言った生き物にも気をつけておかないといけないので、そこは注意ですね。

 

あとは、米袋に保管時は籾がついた状態なので、精米をするのに1回300円程度かかります。

 

さてさて、これまでの金額で総額いくらになるかというといつものエクセルで集計してみました。
nougyou2

・・・総額110.1万円。
 
ただし、機械の購入にかかる金額が内101万円になるので、毎年発生する消耗品類の出費は9.1万円程度。

 

正確に毎期の出費額を把握すると、機械購入費101万円を10年の期間で買い替えをすると仮定すると、毎期10.1万円づつ機械購入のための積立をしていかないといけないので、この分を毎期の消耗品額と合わせると、毎期に必要な出費は19.1万円!!

 

この費用ってどうなんだろうか・・・。
10キロのお米ってだいたい3千円くらいで販売されてますよね。
19.1万円を3千円で割返すと、64袋分。

 

1年で10キロのお米を64袋以上購入するなら、お米を作ったほうが安くなるのかな
普通の家庭だとそんなに米を消費しないわなー。

 

我が家でも古米ばかりが溜まっていって消費するのに困ってましたし・・・。
実益を考えて米作りをしていると、どうも割に合わなさそうですね。
あくまで趣味の範囲ってところでしょうか。
 
本気で農業を考えているのであれば、広大な農地も必要になりますし、機械などの購入額も今回シュミレーションした金額なんてはるかに越えていってしまいます。

 

農業を始めるための費用を調べてみただけですが・・・『農家は稼げない』っていう話もよくわかった気がします。