いつまでくすぶり続けるの?

みんなが日々悶々とくすぶっている状況から、次の一歩を踏み出してくすぶり続け無い為の情報サイト。 そんな私が一番くすぶっているのは内緒。

できる人のなにげない一言は大切なことに気づかされる。

普段はあまり人の話に感化されるタイプではないのですが、私が唯一心に残る一言をもらった先輩がいます。
この先輩は銀行時代にとてもお世話になった先輩なんですが、当時も銀行全支店で5本の指に入るくらいの優秀な渉外係で、現在は40代前半の若さで銀行本部にて支店長級のポジションにまでなっています。

senpai

 

 そんな私の心に残った一言とは『目の前に確実にとれる実績があるのに、それをわざわざ月末まで残しておくのは職務怠慢だよな』 です。

先輩にとってなにげない一言だったのかもしれません。
また、最初聞いた時は融資係で、入行後すぐの支店だったのでピンときていなかったのですが、渉外係になってからこの言葉の意味を実感しました。

というのは、銀行の実績を上げる期間はなぜか月末に集中します。
これは、どうしてそうなるかと断定できる理由はないですが、原因の1つとしては、支店内で渉外係の詰めが月末につれて厳しくなるというのが一つあると考えられます。

以前も紹介した支店のひと月の流れの中で、月初は種まき、中旬は種を育てて、月末に刈り取るといった流れを紹介したとおりに、この流れに沿って、月初から月末までの流れの中で支店長、次長と渉外係の会議では、詰めのボルテージが徐々に上がっていき、月末でピークに達します。
なので、これに合わせて渉外係の担当者は月末に案件の実施を集中させるパターンがよく見られます。

だけど、この先輩はそもそもそんな実績の上げ方がおかしいと感じていたんですね。
支店長、次長に会議で詰めを受けるのが嫌だから、わざわざ実行できる案件を月末に集めるのはただ自分の身を守りたいだけであって、銀行全体のメリットには貢献していないという考え方です。

融資を実行して銀行の収益が上がるのは一緒ですが、本来はもっと早くに実行できた案件だとすると、わざわざ忙しくなる月末に実行する必要はないんです。
支店内の手続き上、支店全体が月末に忙しくなるのは確実なので、わざわざ忙しい月末に実行を集中させることはミスを発生させる一つの要因にもなりますし、決めるべき時に決めておかないと人の気持ちは変わっていくものですから、せっかくの案件をみすみす取り逃すことだってあるはずです。
そういった、ことも含めて、この先輩は『職務怠慢』という強い表現を使っていたんですよね。

実際に、その先輩は月の中でコンスタントに実績を積み上げていっていました。
もちろん、月末に実行するような案件もあるんですが、あくまでも、手続きの流れ上月末に実施することになっただけで、図って月末に案件の実行を持ってくるようなことはありませんでした。

そして、そんな先輩は、自分が動かないでも案件が入ってくるようなすごさもありました。
これは、先輩がかかわったお客さんがまた次のお客さんを紹介してくれるんですね。
それだけお客さんから信用を持たれていたということです。

身近にそういった姿を見ていたときはよくわかっていなかったのですが、これって本当にすごいことなんですよ。
せっせと担当地区を回らなくても、案件が入ってくるんです。
その空いた時間はまた新しい案件を作る時間にも使えますし、無駄な残業もなくなりますよね。
やはり、同じ実績であっても、そこに至るまでにどれだけ効率よく実績を積み上げられる体制を作れるかですよ。

そういった姿も見させてもらって、この一言は私にとって印象深い言葉の一つです。
要は『今できることは今しろ』ってことなので、今の私の仕事はまさにこの『今できることは今する』ことを大切にしています。